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いよいよ登場した悪役ですが、それがよりによって「大久保卿」とはね〜。元の作品のビゴーの風刺画に登場する警官の顔を何度眺めても大久保卿にクリソツ。多分本当にビゴーも大久保さんをモデルにしたんじゃないかと思っているんであります。ま〜実際には大久保さんが暗殺されたのが明治11年、ビゴーの来日は明治15年なんで、ビゴーがこの絵を描いたときにはすでに大久保さんは殺されていたんですが、当事者が死んでるだけに風刺画としてかえって差し障りがなかったのかもしれません。実際にビゴーはあまりにシャレにならない風刺画ばかり描くせいで、当局に監視されることになり、身の危険を感じることも多々あったそうな。最後には日本にいられなくなって出ていってしまうんだから、ホントに命がけの風刺やってたわけですよ。大したもんであります。
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