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ノンフリーク クッキング教室

青ライン

しゃーないので冷やししゃぶ(笑)
 
今回、土用の丑の日関連とか何とかで、たまたまウナギや牛肉を食べざるを得なくなってしまった(笑)ので、しょーがないからそれなりのレシピを作ってしまいました。


冷やししゃぶ

ヤですね〜、こういう一般的なメニューを出すのは「ノンフリーク料理教室」のモットーに反しちゃうんだけど、毎年牛肉いただくお宅からまたお中元に頂戴して、食べざるを得なくなってしまったので、しょーがなく作ったのが実情です(笑)

人気のない(笑)牛肉

これが頂戴した牛肉。見るからに値段の張る高級霜降り肉であります。が、実は我が家では「重い」「くどい」「こんなもの金出して買うもんじゃね〜」って、牛肉料理作るたびに散々な悪評なのよ!!マジで!!だっていつも「ノンフリーク料理教室」が大手を振っているものだから、家中淡白な味付けと野菜料理になれきっちゃってるのね。


こぶ出しを取る

ま、そういうことでいつもは、我が家じゃ「冷やししゃぶ」って言うと豚肉ばっかりなんですよ。「タコしゃぶ」なんていってタコで作ったりもします。このほうがはるかに評判がよろしい。まずは水に昆布を放り込み、水から中火で加熱します。


正しい昆布出しの取り方

昆布は沸騰すると、あとはせっかく放出した「だし」をもう一度吸い込んでしまいます。その上生臭くもなりますから、沸騰する直前くらいに引き上げちゃうのがコツ。これが正しい昆布だしの取り方なんですよね〜


氷水を用意する

で、やっぱり冷やししゃぶだからちょっと本格的にいきましょう。水を張ったボールに氷を放り込んでおいて、


牛肉をさっとくぐらせる

昆布だしの中で牛肉をささっと湯にくぐらせる。このときくれぐれもしつこく煮ちゃいけません。そんなことしたら味は台無しになっちゃう。あくまで「しゃぶしゃぶとくぐらせる」程度で、プロの出す冷やししゃぶなんて、赤みの部分が思い切り残っていたり、血がたれていたりもするのですが、その程度の火の通し方でないと味が台無しです
ま、とはいえこれはあくまで牛肉の話でありまして、豚肉でこんなことをやったら肝臓ジストマという寄生虫にやられて、下手したら死ななきゃならないので(マジっす)豚の場合はしっかりと火を通しておきましょう。もっとも、通しすぎるとパサパサで食べられたもんじゃありませんが。


氷水に放ち入れる

さっと湯に通した肉は、このようにすぐに氷水に放ち入れます。肉を引き締めるのと熱が通り過ぎてまずくなるのを防ぐ意味があり、これをしっかりやらないとおいしい冷やししゃぶになりません。


水切りをする

ざるにあけて水きりをして完成です。


青みを用意

同様にして青みのものも湯にさっと通します。牛肉はどうしても重いので、このようにカイワレ大根なんかがよさそう。同じく氷水に放ち入れてシャキっとさせます。


昆布を刻む

だしをとった昆布も、捨ててしまうのはもったいない。数枚重ねて千切りにして、同じ皿に盛り付けて食べてしまいましょう。って言いながら、だしをとったあとの昆布を切るという行為は、実はやってみると結構難しいみたいなんですよね〜、職場で若い女の人が手伝ってやってくれると、手を切りそうになって大騒ぎになるんです。私は何も気にしないで普通にやってるんですが、やっぱりこれ、難しい作業のようで(笑)


しらたきを調理

しらたき(マロニー)もやり方は一緒で、煮たあとは氷水をくぐらせておきましょう。でないとしらたきの場合はくっついてしまいます。


シメジも調理

シメジなんかも同様に調理してつけあわせ、冷やししゃぶの出来上がり。薬味としておろし大根に唐辛子をまぜた「もみじおろし」もつけます。その上でぽん酢で食べるわけね。これだけ手をかけてあっさり淡白に食べられるように調理したら、いくら牛肉嫌いのノンフリーク家でも残さず食べるだろうと思いきや!


残ってしまった牛肉

しっかり牛肉が残ってる〜っ!!いつもこんな調子で、昆布やキノコは出しただけなくなるのでありますが、今回もまた「重い!」「気持ち悪い!」と、またもや悪評ぷんぴん、いったいどうすりゃみんな牛肉を食べるってのよ〜(笑)


最後はやっぱり肉じゃが

結局いつものパターンで肉じゃがです。お中元くれた人も、まさか高級霜降り肉がいつも最後は肉じゃがになっているとはつゆ知られぬでありましょう。肉や野菜をくぐらせた昆布だしにジャガイモを放り込んで、酒としょうゆと砂糖、味を見て「ほんだし」あたりを追加すればそれで十分、何しろ具沢山でいっぱいいいだしが出ているから、この肉じゃがは相当おいしいです。下手したら我が家じゃ冷やししゃぶより人気があります(笑)


青ライン

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