カブキマンのサイト
史上最低のアクションシーン(笑)
いよいよカブキマンのページもクライマックスです!このページが始まって、完結までに何と2年以上もかかってしまいました。最初はキャプチャー画像テンコ盛りで出していたのですが、見て面白いのですがこのご時勢にいつまでも同じスタイルでやって行けるはずがなく、この際ということで思い切ってテキスト文主体のHPに大改造しちゃったんですよね〜。で、あれほどたくさんあったキャプチャー画像もきれいさっぱりなくなってしまいました。お客さんの中には「これでカブキマンのサイトはおしまいだろうな」と思われた方もたくさんあったはず。無理もないっす。ところが、どっこいこのHPは結構しぶとかったのよ〜。
そういえば1年半ほど前にも、この「カブキマン」のページは危機に見舞われたなあ。あの時はPlamo
Linux3.0を入れるときに間違ってカブキマンのページの更新分をきれいさっぱり消してしまい、それで更新が3ヶ月も遅れたのでした。今度の「テキストHPへの改造」はそれ以来の危機ってことになりますが、よくもまあ様々な難関を乗り越えて結末に至ったものだ。しみじみ。(笑)さて、では解説をば。
はるーーーか昔の更新分で(笑)、悪徳弁護士連中に恐怖の「ゲ○攻撃」をしかけたカブキマン、今度はスチュワート一味の悪徳牧師のところに乗り込みます。牧師をとっ捕まえて上空高く飛び上がり、
牧師 「や、やめてくれ〜!助けて〜!!」
カブキマン 「あれはエンパイア・ステートビルだ。この高さから落とせばお前は串刺しになる」
牧師 「ひえーーーっ!」
↑ビビるのも当然で、残虐ファイトを平気でやるカブキマンなら、これくらいのことは鼻歌歌いながらやります。実際(爆)
カブキマン 「とっとと吐け。でないと『ヤキトーリ』(片言の日本語でほんとにこう言ってるのよ)にするぞ」
牧師 「言う、言う!スチュワートが部下に命令して、女刑事を殺させたんだ!」
って調子で、あっけなく吐いちゃう悪徳牧師。こいつはビルのてっぺんに吊るされただけで『ヤキトーリ』にはされなかったようだが、カブキマンにやられてこの程度なら運がよかったほうでしょう〜。
さて、これで一味は一網打尽と安心したカブキマンとロータス、すっかり気をゆるめて二人でエッ○なんかしてるんですが、その夜カブキマンが空から帰ったら(笑)、ロータスがさらわれているではないか!ベッドには代わりに殺し屋のレンブラントが寝ている
レンブラント 「あの女がお前のパワーの源だ。あいつがいなければお前など恐くない!」
・・・???いつからそういう設定になったんだ?米数えて俳句読んだらカブキマンになれるはずじゃなかったのか?なんて視聴者の疑問なんかクソ食らえで、どんどん進んでいくヘタレなストーリー。
レンブラント 「弱いもんだなカブキマン!!」
バキ!グシャ!!
ぶん殴られてハリー刑事の姿に戻ってしまうカブキマン。ところが、ハリー刑事がそこで懐から拳銃を取り出した。
・・・・拳銃持ってるなら、最初から撃たんかい!
こういうツッコミは誰もが思うところですが、またしても視聴者の「なぜ?」を置き去りにしてどんどん進んでしまうヘタレなストーリー。
レンブラント 「まさか、それで俺を撃とうと言うんじゃないよな」
↑アホ過ぎ!!誰が見たって撃つ気でしょうが!
ドギュン!!
レンブラント 「うぐ!!」
↑額の真ん中に穴が空き、口から血を拭きだす。
ハリー刑事 「お前には黙秘する権利がある、お前の証言は裁判で不利になることがある・・・えーと、葬儀屋を雇え」
バッタリ
いったいどういう意味のあるアクションなのか、何度見ても全然わからんです。普通の映画は「クライマックスにさしかかってどんどん盛り上がる」んだけど、この映画に関してはマジで「どんどん盛りさがる」んだから恐るべし。さすがはカブキマンじゃ。
史上最低のクライマックス(爆)
さて、殺し屋レンブラントを実にあっけなく片付けたハリー刑事、猿の「トヨタ2000」と一緒にさらわれたロータスを探しに行きます。ロータスはスチュワート一味に捕らえられて、海辺の近くで『虎に食われる』時を待っていたのでした。なぜかというと「水星が旅を終え竜が木星の輪を通るとき、もしも猿が豹の背中に乗り虎が美女を食べると、魔王が世界を永遠に支配することになる」というあのヘタレ〜な予言があるからなのよ(笑)カブキマンの相方をさらって、ついでに『虎に食われる美女』役にしちゃおうという、実にイージーな発想をしたわけですな。
ロータスを助け出そうとするハリー刑事。しかしこの人非常に弱いから、すぐ叩きのめされて返り討ち。いよいよコロされるかと思った時、なんとハリー刑事の上司が、大部隊引き連れて助けに来てくれた!
上司 「牧師の告白のテープを受け取ったぞ。停職は取りやめだハリー」
一味は一網打尽でめでたしめでたしと思いきや、隙を見て一味が虎をオリから出してしまった!ロータスは救出されたから、こうなれば一味の仲間の女を虎に食わせて、あの予言を本物にしようという作戦なのだ。大勢の警官たちの目の前で虎に食い殺される一味の女。
・・・みんな拳銃持ってるんだから、虎撃ち殺したらいいじゃんか!(怒)!!
ってツッコミは例によって完全に無視、どんどん進むヘタレなストーリー!
スチュワート 「空を見ろ!『竜』が『輪』を通るぞ!!いよいよ予言が本物となるのだ!」
これからがすごい。何しろ星空に白マジックで描いたのが見え見えの『竜』と『輪』が出てくるのよ。しまいに、
スチュワート 「プラネタリウムみたいだろ」
なんて解説がホントに入る!もう何でもありだ!!
スチュワート 「これで俺は世界を支配する魔王になるのだあああ!!」
と言って、その場で恐るべき変身を繰り広げるスチュワート・・・のはずなんですが、顔が緑色になってボコボコ変形したと思ったら、カフカの小説の『変身』みたいに巨大な毛虫になるのよ!これがまたハリボテのボッテボテ!!体じゅうテカテカ光ってるのだ!
「ウニャ!リャーリャー!!リャ!!」
とか、テープ早回しのチープな声も入って爆笑必死!どう見てもその辺のバラエティ番組の出し物レベルなのだ!
ロータス 「魔王が幼虫の状態になったわ!もうすぐ恐怖の大王になって出てくるのよ!!」
ドッカーーーーン!!!
おおっ!こ、これが恐怖の大王か!!
↑なんでやねん!!
大爆笑!両手にはなぜかまた顔があって、それがまた超チープ!体が青で髪の毛がまっかっか、しかもデベソの代わりに、さっきの毛虫が腹から突き出てる!しかも、どーーーみてもこいつ、弱そう!絶対弱いって!!こんな情けないやつに世界征服されちゃ、みんな浮かばれんぞ全く!!
急いで変身して(やれば出来るじゃないか)、大魔王にいどんでいくカブキマン。どんなすごい闘いをするのかと思ったら、
ロータス 「トヨタ!こっちにおいで!豹に乗っちゃだめ!!」
スチュワート一味は予言を実現させるため、『猿を乗せるように訓練された豹(どんな豹やねん!)』を連れてきていたのでありますが、ロータスが猿のトヨタ2000をつかんで引きもどしたんであります。すると、
カブキマン 「魔王め!猿は豹に乗らなかったぞ!!」
大魔王 「ぐおーーーーー!」
↑敵も主人公もこのレベルですか!?
ドッカーーーーーン!!!!
おい待て!こら!!これ言っただけで大爆発かい!そんじゃあ、「猿は乗らんかったぞボケ〜!」って一言いえば、誰だってこの魔王倒せるじゃないのよ!何のために変身して出てきたのかカブキマン!!まさに史上最低の対決!
爆発あとから、ボロボロになって生還するハリー刑事。よーーーするにカブキマンに変身した理由って「爆発で死なないため」だけなのね!これはヒドイ・・・ひどすぎる!
エピローグ
その後、町には平和が戻ったのでした。
町の人1 「空を見ろ!UFOか?」
町の人2 「空飛ぶ爬虫類だ」
町の人3 「ステルス爆撃機だ」
町の人4 「いや、バスローブを着た男だ!」
カブキマン(空から) 「NY市警のカブキマンだ!カブキマン、さーーーん、じょっ!!」
・・・これ見て息子いわく「タケちゃんマンと全然変わらん」。全く同感です!!恐るべしカブキマン!!
カブキマンのサイト これにて 完
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