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各話完全紹介 第41話〜第50話
第41話「迷子の白熊くん」
初回放映 1975年1月13日
脚本 辻真先 演出 坂口尚 作画監督 坂口尚 美術 千葉秀雄
アポとラビが楽しみにしていたプレゼントをパパが忘れてしまいました。メグが魔法で調べてみると、アポは白熊、ラビは凧を欲しがっているらしいということです。
凧は買ってくればいいとして、白熊はメグが魔法で出してやることに。ところが、魔法の腕がイマイチのメグでは、どうもうまくいきません。小さすぎたり、大きすぎたり、角があったり・・・
よくこれで女王候補に選ばれたもんです。
そんなことをやっているうちにメグの家の前に白熊がきたので、マミは
「ああ、メグがうまくやったのね」
と安心してますが、実はこれ、本物の白熊。サーカスを脱走したのです。しかも、脱走する前にスペンサー夫人という、大金持ちの3億円の指輪を飲み込んでしまっていました。金の亡者のスペンサー夫人は、白熊を撃ち殺させて指輪を取り返そうとします。背中にアポが乗って遊んでいるのに、それでも平気でハンターに狙わせるのだから、見上げた根性のオバハンで、これくらい強欲じゃないと金持ちにはなれないんでしょうな。
氷が割れてスペンサー夫人の乗る車が水没し、白熊君が逆に連中を助けてやることになり、スペンサー夫人も今後は動物を二度といじめないと誓うのでした。
それにしても、この白熊君、まつげまでちゃんとあるのだからすごい。雪の中を白熊に乗ってさんざん走り回るアポもすごい。普通ならこんな軽装で雪の降る中飛び回ったら、凍傷起こすもんです。
何しろ前の週で、真冬なのに池に飛び込んだりしたから、すっかり寒さに強くなったんでしょう。名づけて「アポ耐寒特別コーティング状態」
というわけで
今週のノンは→出ませんなあ、メグのサービスもない。
真冬らしく寒々とした回になってしまった・・・
第42話「友情の雪まつり」
初回放映 1975年1月20日
脚本 松岡清治 演出 岡崎稔 作画監督 端名貴勇 美術 土田勇
メグのところに、雪国に住む友達から手紙がきました。地元の雪まつりへの招待です。ノンも誘いますが、
「そんなくだらないことには興味ないわ。バーイ!」
と言って、別のところへ彼女は行ってしまいます。ところが、道路標識はいたずらされるわ、ラビが変な魔法をかけられるわ、おかしなことばかりが起きます。メグは
「ひょっとして、これはノンのしわざなのかしら?」
と疑心暗鬼に。
雪まつりの会場から作品が消えたと思ったら、なんとメグを襲ったりします。このあたりは、いかにも特撮怪獣モノの全盛時代に作られた作品という感じですねえ。
魔法の主は、見るからに中国からきたような格好の魔女で、チョーサンの、
「メグをやっつけたら女王にしてやる」
という口車に載せられていたのでした。明らかに口からでまかせですね!
大ピンチのメグを救ったのは、やっぱりノンでした。今回も実においしいところで登場して、あんた、カッコよすぎるよ〜。
利用されていた魔女の子も反省して、雪まつりの会場を元通りにします。
この回を見て、はじめは
「絵?魔界にも中国みたいな国があるの?」
と思いましたが、考えてみれば、絶対あるはずです
だって、魔界にはあの「チャッピー」に出ていた、レッサーパンダの「ドンちゃん」が生息しているではありませんか!そうなんです、だから、絶対に中国か、中国に近い国が存
在しているはずなのです。
恐るべき深読みをしてこの回が作られたのか、それとも単なる偶然の一致なのか・・・限りなく後者に近いような気がしますが、とにかく、見事に整合性の取れた魔界の設定でした!
というわけで
今週のノンは→最近ではほとんどメグの専用ボディガード
第43話「ひみつの雪見鳥」
初回放映 1975年1月27日
脚本 雪室俊一 演出 新田義方 作画監督 谷沢豊 美術 遠藤重義
いきなりメグのこんなシーンで始まるんです。
「雪が降ってきたよ、お姉ちゃん」
と、アポとラビが言うので、メグが急いで見に来て、バスローブを飛ばされそうになるシーン。こんなシーンを入れる必然性があるんでしょうか?
ないと寂しいですが・・・。当然あの手のシーンです(DVDなんかで確認しましょう・笑)
朝になってビックリ、メグの家のまわりだけに雪が降っていたのでした。最初は誰かの嫌がらせと思って、メグは魔法で雪を溶かしてしまいます。
しかし、真相は魔界の貴重な鳥「雪見鳥」がメグの家の屋根に卵を産んで、卵がかえるように「冷やして」(普通は暖めるだろ・・・)いたのでした。
魔界でも雪見鳥は貴重で、その卵がかえるのを邪魔したとあっては、メグの行動は問題になります。
それを知ってチョーサンは、やっぱりお決まりの妨害を図ります。
ちょうどその頃、パパの同級生の映画監督が、メグの家をロケ地にして映画を撮りたいと言い出したので、もう大変。
メグはノンに
「お願い!雪見鳥の卵を守って!」
と頼みます。
「私を留守番にする気!?」
「気が向いたら、世話してあげるわ」
なんて、つれない返事をする割には、チョーサンのたくらみを知ってわざわざメグを、映画監督が用意したホテルまで迎えに行くノン。思い切り親切な女です。
「ありがとうノン」
というメグに対して、いつものように
「ライバルがつぶれちゃ、楽しくないでしょ」
と、口だけの強がりを言うノン。ところがメグがそれを間に受けて
「じゃあ降ろして!あんたの世話にはならないわ」
と言うと、とても困るノン。見ていて笑えますね〜。
そういうことを言われて、気分を悪くして手を引くかと言うと、ノンは全然そんなことなし。
おまけに、さらにチョーサンの悪事を暴いてメグを助けてやります。
雪見鳥がメグの家の周りだけに雪を降らせたのがばれそうになると
「これはうちの会社で開発した新製品の人口雪ですのよ」
と言い張るノン。
設定では15歳のはずなのだが、このスタイルと口調では誰もがOLと信じて疑わない・・・
「ね!そうでしょ!?」
とチョーサンに強烈なひじ鉄をくらわせ、口裏を合わさせるのも大した度胸です。
メグとノンの協力で、無事雪見鳥の卵はかえり、親鳥と雛は魔界の国へ帰っていきました。
それにしても今回もまた凶悪なネグリジェが・・・
ひいらぎぎんがさまのHPの研究文によると、この回でスケスケネグリジェは姿を消し、不透明のピンクのものになるそうです。
それがわかって、ほっとしたと言うか、人生で大切なものを失ったと言うか・・・
というわけで
今週のノンは→いくら言われてもけなされてもメグのために働く、けなげな親友
第44話「やってきました反抗期」
初回放映 1975年2月3日
脚本 山浦弘靖 演出 芹川有吾 作画監督 木暮輝夫 美術 内川文広
チョーサンが研究に研究を重ねて「反抗期促進薬」という怪しげな薬を作りました。これをラビに飲ませて、メグの一家をめちゃくちゃにしようとする作戦です。
それにしても、あれやこれやと、実によく発明をする男です。しがない調査官なんかより、ドクター中松みたいに発明で生計を立てればいいんじゃないかと思うんですが・・・
薬を飲んだラビは、なぜかとても礼儀正しいいい子になりました。上の画像は、お手伝いを進んでやるラビを見て不気味がるメグ一家です。
ところが、それは薬が効くまでの間の一過性の反応でした。しばらくたつとラビは急に反抗的になり、部屋はこわすわ、いたずらやりまくるわ(というより逮捕されるレベルだと思うけど)、めちゃくちゃのやりたい放題になりました。
画像は、自分の部屋を破壊されて激怒するメグ。この顔は相当すごい!!爆笑してしまいました。
ところが勢いついたラビはチョーサンの家までめちゃくちゃに破壊してしまいました
強烈なショックを与えてラビは直ったはずですが、相変わらずメグにセクハラそのままのいたずらを繰り返します。
だいたい、釣り針ひっかけてスカート破るかねえ、フツー。
というわけで
今週のノンは→出る余地なし。ひたすら破壊とセクハラの回でした
第45話「友情の赤い靴」
初回放映 1975年2月10日
脚本 今村文人 演出 設楽博 作画監督 荒木伸吾 美術 伊藤英治
メグはスケートが苦手で、転んでばかり
そこへ、嫌味たっぷりに登場するのがノン
「スケートはお尻で滑るものではなくってよ」
と言い放ちますが、大口を叩くだけあってその腕は相当なもの
ノンは中学校選手権の優勝候補なのでした。スケート靴もプロ用のものを使っています。スケート靴を買いに行ったメグは、5000円という大金(当時は大金だったのね〜、物価が違うから)を工面するのに苦労するわ、北川という子とスケート靴の取り合いになるわ、もう大変です。実は北川という子は、ノンのライバルなのでした。
北川とメグは友達になり、その一方で氷の妖精がメグの家を訪ねてくれて、スケートの特訓もしてくれます。
北川に靴をゆずったメグは、ノンと北川の試合を観戦します。
おおっ!左側にロコがいる!!
しかし、セリフは一切なく、単なるザコキャラ扱いになってしまいました。
美人度から言っても、別にマミちゃんに親友が代わってしまっても不満はありませんが・・・
北川とメグの欲しがっていた赤い靴は、実はチョーサンが勝手に買い取って、妨害をしたのですが、ノンは怒ってチョーサンを痛めつけ、靴を返します。
このあたりが正々堂々にこだわるノンらしいところです。実はとてもいい子なんですね。
ところが試合中にまたチョーサンが妨害をし、負傷した北川は、午後の自由競技に、自分の代わりに赤い靴を履いて出てくれと頼みます。
大接戦でしたが、北川が負傷退場して優勝したのはノン。午後は審査委員長として審査席に座ります。トップバッターとしてメグが出てきたので、ノンはビックリ
魔法の靴でもないのに、大変な腕前で演技をするメグを見て、さらに驚くノン
「ノン、あなたもわかっているでしょう?これは人間の温かい心、友情の力なのよ」
とつぶやきながら見事な演技を見せるメグ
それを見るノンも、実に優しそうな笑顔で微笑みます
分かってきてるんですね〜、人間とメグというものが
というわけで
今週のノンは→なんか、おいしいとこを持っていってますね〜
ファンが多いのにも納得
第46話「北風・春風物語」
初回放映 1975年2月17日
脚本 今村文人 演出 岡崎稔 作画監督 端名貴勇 美術 土田勇
メグたちの町には、なぜか冬が続いていて、いつまでたっても春が来ません。これは冬の精のサムサ(そのまんまのネーミング・・・)が居座っているからです。
春の精が花の中に潜り込んでいたら、ちょうどその花をメグが買って自宅に持って帰りました。そんなわけで二人は友達になったのですが
ノンが冬の精の味方をして、二人に戦いを挑みます。
魔界の女王候補としては、当然人間を困らせる冬の精の立場に立つ方が「正当」といえるらしいのです。
そんなわけで戦いを挑むノンですが、意外にあっさりと負けてしまいました。
戦いを挑んだのは本気ではなく、実はノンも春が来てほしいと願っていたのです
それにしても、どーでしょ!このノンの立派なバスト!!(ぜひDVDで確認いただきたい・笑)
「わがあこがれのメグ」でもノンは超大胆な水着姿になって、予想外のナイスバディの持ち主であることを披露したのですが、彼女は実は、とてもすぐれたボディの持ち主なのです。
第一印象がクールなのと、相棒のメグが脱ぎに脱ぎまくるものだから、一般にはあまり意識されていないのですが、実は「女の魅力」プンプンの子なのね〜。
ノンの戦いが芝居であることを冬の精のサムサに見抜かれて、ノンは倒されてしまいます。サムサは、春の精が一回だけ使える竜巻に吹っ飛ばされていってしまって、めでたしめでたしとなるのですが、小さい体なのにすごくパワーがあるんですね一番上にあげた子。
ダメージでしばらく自宅で寝ていることになったノン。メグが花を持って見舞いに来ます。
花を手にして、心底うれしそうな顔で微笑むノン。
これは、ほとんど主役食っていますなあ・・・おいしいと持って行き過ぎ!!
というわけで
今週のノンは→モーメチャクチャ素敵〜
第47話「春はヨットに乗って」
初回放映 1975年2月24日
脚本 松岡清治 演出 大貫信夫 作画監督 谷沢豊 美術 遠藤重義
「何であんたのために私のヨットを使わせなきゃならないのよ」
とむくれるノン。メグがヨット部を作ったものの、かんじんのヨットを買う予算がつかず、ノンの家に泣きついてきたのでした。
ノンの家ってお金持ちなんですね。じゃあ郷氏はかなり売れている画家なんでしょうか。
考えてみれば、ノンが申し出を断るのは当然といえば当然なんですけどね。いきなり
「ヨット貸してくれ」
っていってこられても、普通はこんな高価なもの貸すわけがないです。
しかしそのあたりは、やってきた郷氏にさとされて、しぶしぶ承知するノンでした。
頼りなそうな外見と、キーランに頭が上がらない普段の生活から、ノンにも馬鹿にされているような感じに思われる郷氏ですが、意外にノンは父親を立てるタイプなのです。
「じゃあ、30分で入り江をまわることが出来たら、ヨットは学校に寄付しましょう」
と言い出すノン。こんなこと言い出して、いくらすると思っているんでしょうね、ヨットが。
かなりのブルジョアのようです。
ところが、チョーサンの妨害と、さらにキーランまで魔法で妨害を仕掛けてきて、メグは入り江をまわるのに38分かかりました。これでヨットはパーになるかと思いきや
「私の負けよ、ヨットは寄付するわ」
と言い出すノン。キーランはビックリ仰天、キーランはヨットを寄付するのが惜しくて、チョーサンに協力して妨害をしたのでしたが、ノンはそんな母が恥ずかしくて、ヨットを寄付することに決めたのでした。
ノンはこの調子で、結構キーランには反抗しますが、郷氏には反抗したことがありません。何のかんの言って、父親のほうが筋が通っていることをよく知っているんですね。
大人ですね〜。
「あなたもヨット部に入ればいいのに」
というメグに対して
「私には新しい恋人が出来たの」
とノンが言うので、またジュンみたいなのが現れたのかと思ったら、白馬のことでした。
ヨットといい、馬といい、よほど金持ちの家なんですね。
というわけで
今週のノンは→意外なことに父親孝行
キーランみたいなオバハンにはならんでしょう
第48話「にんぎょうの詩」
初回放映 1975年3月3日
脚本 松岡清治 演出 大貫信夫 作画監督 谷沢豊 美術 遠藤重義
今度も郷氏がからむストーリーです。
キーランには馬鹿にされまくっている彼ですが、意外や、ノンは彼の見方なのでした。そりゃ、キーランとノンにいじめられたら、「ダメおやじ」そのままになってしまいますけどね。
メグが人形の修理を頼んだおばあさんが、なぜか血相を変えてノンの家に転がり込みます。郷氏とおばあさんは知り合いのよう。メグの持ってきた人形に何か秘密があるようなのでした。
「たかが人形一つで、何で人間はバカなことばっかり騒ぐのかしら」
と言い放つノンに対して、怒るメグ。
郷氏はそんな娘に対して
「ノンも人形で遊ぶようになれば、その気持ちがわかるよ」
と言いますが、それに対してもやはりノンは反発はしません。
例によって冷酷を装いながら、チョーサンのわるだくみを見つけると、真っ先にメグに知らせに行くノンでした。(やっぱり・・・)
今回は彼女はあまりストーリーに絡みません。
おばあさんは以前、大事にしていた人形を地震のときに失ってしまったことがありました。メグが持ってきたのはその片方の人形だったのです。メグは魔法を使って失われた人形にばけ、おばあさんをはげまして立ち直らせることに成功するのでした。
メグに多いトラウマもののお話ですね。
というわけで
今週のノンは→前回も今回も、ちょっと作画がイマイチ・・・
性格悪くてもいいから美人で出てほしいです
第49話「風車のうた」
初回放映 1975年3月10日
脚本 辻真先 演出 芹川有吾 作画監督 木暮輝夫 美術 内川文広
メグが焼け死ぬので有名な回です。雨の日に風車を売っているおばあさんが、台車が壊れて倒れてしまったのを、メグが魔法で助けることからお話が始まります。この人ももとは魔女。魔界の女王候補でしたが、ライバルをけ落とそうと邪悪な魔法を使い、魔界から追放されて普通の人間になっていたのでした
事情を知らないメグは、おばあさんの娘が魔界を脱走して会いに来たのを捕まえ、検察官に引き渡してしまいます。責任を感じたメグは、今や普通の人間になってしまったおばあさんに水の魔法を教えます。魔法を一つ教われば、人間でも魔界に行けるのでした。
しかし、普通の人間に魔法を教えるのはとんでもない重罪で、メグは検察官の放った火の中に閉じ込められてしまいます。水で火を消そうにも、一旦人間に教えた魔法は二度と使えなくなるのでした。
ノンが魔法で火を消してやろうとしますが、検察官に吹き飛ばされてしまいます。
「手出しは無用!」って、この検察官、やたらおっかないのよね〜
一言「悪かった」と謝れば、今度だけは特別に許してやると検察官は言うのですが、メグは「母と娘を会わせてやって何が悪いの、私は謝らない」と強情を張ります
「謝りなさいメグ!」と真っ青になるノン
もともと真っ青だっての〜
「謝って〜メグ〜」
って、チョーサンったら半泣きで言うんであります。根は善人だということがバレバレなんですね。だからあれだけ悪いことしまくりなんですが、憎めないんだなあこのオヤジは。
「バカバカ!メグのバカ!!!」
必死に叫ぶノン。このあたりは感情むき出しで実に美人です。
このへんの緊迫感が並じゃないと思ったら
「あああああ〜!!!!!!!」
なんて、想像を絶するものすごーい悲鳴で、本当にメグが焼け死んでしまいました。
息子なんでビックリしちゃって
「ど、どーなったん!!!」と驚くのなんの。
だいたい少女モノでこんなリアルな展開は普通ないっての!!
すがりつこうとするマミを羽交い絞めにして顔をそむけるノン。
ノンらしい冷静な行動ながら、親友の死を正視できないつらさも出てます。
マジで真っ黒焦げ〜!!!!
こ、これはないでしょう普通!炭みたいになっちゃて、ホントにこんがり焼けてしまった。
「し、死んじゃった、メグ〜〜〜」
といって泣き崩れるチョーサン。なんのかんの言ってメグが好きだったんですよね。
あまりのことに呆然とするノン、泣き崩れるマミ。こんな展開あるんでしょうかね〜!リアルタイムで見ていた視聴者はビックリしただろうなあ。トラックにはねられてぺちゃんこになったミンキーモモに匹敵する過激な展開でしょう。
ところが、空から光が差したと思ったら女王さまの声が
「メグ、あなたの真心に免じて二人を許してあげましょう」
なんて言ってくれます。焦げに焦げたメグも生き返らせ、親子も対面させてあげるという出血大サービスの破格の対応でした。
人間になるとこの魔女の子、青白かったのが肌色の体になりました。これからは人間として母と人間界で暮らせるのです。
となると、ノンの青白いのも、魔女だからであって、人間になっちゃうと普通の肌色の女になるんでしょうか?ノンらしくなくなってしまうかもしれませんけど
「ありがとう女王さま」といって例を言うメグ
メグに対しては女王さまは非常に特例扱いが多いですが、ひょっとして女王さま自身、若い頃はこういう娘だったりして?
いつもの5倍の画像を使って作ってしまった「各話紹介」でありました。
というわけで
今週のノンは→今回ばかりはメグが主役っす
何しろ焼死してからジェイソンみたいに復活までするんだから・・・
第50話「空飛ぶカバン」
初回放映 1975年3月17日
脚本 山浦弘靖 演出 岡崎稔 作画監督 端名貴勇 美術 伊藤英治
ひいらぎぎんがさまのサイトでも指摘されているように、メグの年齢設定がずれてしまっているのがよくわかる回です。番組当初では3年生の設定だったはずなのに、なぜか卒業生を送り出しているというへんてこな設定・・・
結局、番組を作るほうもこ、メグがヒットしてんなに続くとは思っていなかったんでしょうね。
ラビがかばんを買ってほしくて、買ってくれるまで屋根から降りないと言い出します。
ラビを屋根から降ろすのにハンバーグの臭いを使ったり、大体、かばんが買ってもらえなくて屋根に登るとか、今ほど物が豊かじゃなかった70年代のアニメだというのがわかりますねえ。
クローがかばんを盗んで飛んでいるのを見て、こらしめてやろうとかばんに魔法をかけるノン。これが原因でひと騒動起きてしまいます。
病気で寝ている子が、このかばんを見て魔法のかばんと思い込み、自分の宝物にして病気を治す心の支えにしていたのでした。事情を知ってかばんをゆずってやるラビ。いいところありますね〜
というわけで
今週のノンは→今週は単なるチョイ役で終わってしまいました