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記憶力向上法

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その1)
忘却曲線という言葉をご存知ですか?(概要は下記アドレスでご覧下さい。)
人間は、誰でも、時の経過とともに記憶内容を忘れていく生き物です。
その忘却の度合いを時間軸で表したのが忘却曲線です。
その忘却率を少しでも食い止める手軽な方法は唯一つ! 「反芻あるのみ!」です。
具体的には、ある事柄を覚えてから1時間以内に、しつこいくらい反芻します。
ある学者の研究結果によれば、最初の1時間が勝負だそうです。
そして、その後は、定期的に(例えば週1回程度とか)、覚えた事柄を
思い出すようにすれば、忘却率は下がりますし、仮に忘れても思い出すのに苦労は少ないです。
他の方法(記憶力を高める方法)も幾つかありますが、体質に合う/合わないもありますし・・・
http://page.freett.com/newton2/kanzenkoku.htm
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その2)
【覚えたいことは20秒以上の時間をかけて覚えよう!】
人間の脳の中に、ある情報が入ると、約20秒は脳の中の神経回路をその情報が回っています。
なので、その情報を記憶として脳に定着させるには、最低20秒はインプットし続けることが必要です。
つまり、一つのことを覚えるには、20秒以上の時間をかけて下さいということです。
もし、10秒くらいだった場合、自分では覚えたつもりでも、脳には記憶が定着していないことが多いです。
「一つのことに20秒以上もかけるなんて・・・」と思われるかもしれませんが、
長期間、記憶させ続けたければ、結局、それが近道になるはずです。
20秒以上何秒なのかは個人差もありますので、一度お試し下さい。
更に、今後紹介する第3,第4・・・の方法と併用すれば記憶力チャンピオンも夢ではない!?
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その3)
【視覚&聴覚&運動の刺激を駆使して覚えよう!】
ご存知の方も多い有名な方法だと思いますが、重要なので解説します。
「その1」で1時間以内の反芻を解説し、「その2」で20秒以上かけての暗記も解説しました。
しかし、この2つだけでは、イマイチ暗記しにくいと思う方もいらっしゃることでしょう。
そこで、これから解説する「その3」と、次文書の「その4」を併用して下さい。
脳は新しい記憶を貯蔵することも可能ですが、同時に、古い記憶を忘れることもあります。
この時、よく使う情報や印象深い情報は、「必要な記憶」として残され、
そうでないものは「不要な記憶」として消去されます。
ですから、覚えておきたいことは、「必要な記憶」として脳にインプットすればいいのです。
具体的には、覚えたいことを、ただ目で見るだけでなく、例えば、
蛍光ペンでアンダーラインをゆっくり引きながら見て(視覚)、印象づけます。
次に、覚えたいことを声に出し(小声でも)、自分の耳で聞いて(聴覚)、印象づけます。
更に、それ(覚えたいことの字)を、空中でゆっくり指で描きながら暗記します。
あるいは、メモ用紙などに、その字をゆっくり書いて暗記するのもいいでしょう。
これだけで、同じことを3回かけて暗記するため、記憶が強固になりますし、
視覚、聴覚、手の刺激という3通りの異なる方法を使うため、印象度もアップします。
ついでに、指も使うため、脳への刺激としてもいいのです!
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その4)
「その4」は、「その3」の視覚部分と重複するように思えるかもしれませんが、
別物ですので、独立で解説します。
【絵や図で右脳に記憶すれば、記憶のボリュームアップ!】
覚えたいことを文章化して言葉で記憶するよりも、画像化または図式化して
記憶するほうが、更なる記憶力アップにつながります。
なぜなら、言葉を扱うのは左脳で、画像や図形を扱うのは右脳ですが、
この右脳が情報を受け入れる量は、一説には「左脳の100万倍」とも言われるからです。
ガリレオ・ガリレイなど、天才と呼ばれる人達に左利きが多いのも、
その関係が大きいと言われています。
(右利きの人は左脳が発達し、左利きの人は右脳が発達しています。)
ですから、覚えたいことは、できるだけ画像化または図式化して覚えましょう!
例えば、「鳴くよ(794年)ウグイス、平安京」を暗記する場合、
ウグイスが平安京に止まって心地よく鳴き、それを貴族たちが見ている場面を
頭に描きながら記憶すれば、ただ言葉(平安京遷都は794年)を記憶するよりも印象に残ります。
ついでに言うと、画像化または図式化する場合は、非日常的な場面を頭に思い浮かべたほうが
印象に残る率は高くなります。例えば、上述の平安京遷都794年を記憶する場合、
ウグイスが平安京で、キングギドラ(小学生の皆さん知ってる?)のように火を吐きながら
ギャーギャー鳴きわめき、貴族たちがパニック状態になっているという非日常的な光景を
思い浮かべたほうが、より印象に残ります。
当たり前すぎる光景だと、かえって印象が薄くなるものなのです。
まぁ、いろいろ書きましたが、画像化や図式化の方法は各自の好みでいいと思います。
以上、「その1」から「その4」の方法をうまく併用すれば、暗記も怖くないですよ!
「その5」以降の方法もご期待下さい・・・
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その5)
【定期的な復習が記憶内容を保持する!】
「その1」でも若干紹介しましたが、反芻は、暗記し始めてから1時間以内
という時間帯だけの重要事項ではありません。
暗記後も、定期的に反芻(学生風に言えば「復習」)する必要があります。
その理由は、「その1」で紹介した忘却曲線を思い出せば、お分かりですね。
つまり、忘却をできる限り阻止するのが、定期的な復習なのです。
復習する頻度ですが、個人で可能な範囲でよいと思います。
私見ですが、できれば週に1回、最低でも月に1回を復習頻度にすればよいと思います。
「その1」暗記し始めてから1時間以内に反芻する!
「その2」1つの事柄に20秒以上かけて覚える!
「その3」視覚&聴覚&運動の刺激を駆使して覚える!
「その4」映像化&図式化して覚える!
「その5」定期的な復習を怠らない!
この5つが記憶力アップの基本事項です。
人によっては、「その4」が難しいかもしれませんが、センスの問題と言いますか、
「慣れ」もあると思います。何回か訓練し、慣れれば、映像化も苦ではありません。
それどころか、映像化を身につければ、右脳を刺激し、芸術才能や発想力アップも期待可能です!
さて、「その6」以降もたくさんありますが、補助的な方法が中心です。
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その6)
脳力アップシリーズ。今回は、記憶力を手軽に高める食品の紹介(パート1)です。
【食べるだけで記憶力がアップするレシチン】
食べるだけで記憶力がアップする物質・・・その名はレシチンです。
レシチンは、大豆やレバーなどに多く含まれる栄養素です。
レシチンを食べると、脳内のアセチルコリンの濃度が高まり、
このアセチルコリンが記憶回路の活性化に役立つのです。
事実、アメリカでは、中程度の老人性痴呆患者にレシチンを摂取させたところ、
記憶力を回復したという臨床実験結果が出ています。
記憶力アップと痴呆予防の両方に役立つレシチン、今日から皆さんも積極的に摂取しましょう。
しかし、レシチン(純度の高い商品)の錠剤や散剤は薬局で売っているものの、値段が高いです。
予算に余裕がない時は、レシチンを多く含む食品を食べましょう。
レシチンを多く含むのは、何と言っても大豆です→豆腐,納豆,味噌汁の原料。
他に、卵や白米にもレシチンは含まれ、なんとビールにも含まれています。
これらを総合すると、「卵入りの納豆をかけたご飯に、豆腐の味噌汁」!
これこそが、記憶力を高める最高の朝食だ!!! (^-^)
昼食や夕食でもいいですが、朝食のほうが効果大です(詳細は、後日の別項目紹介にて)。
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その7)
食べるだけで記憶力を高める物質は、前回紹介のレシチンと、今回紹介のDHAです。
DHAという言葉はご存知の方も多いと思いますが、以下に幅広く講義しま〜す。(^-^)
【青魚を食べて記憶力をアップしよう!】
1989年に、「日本の子供が欧米の子供に比べて知能が高いのは、魚をたくさん食べてきたからだ」と
世間に発表されて以来、注目されるようになったDHAなる物質。
DHAとはドコサヘキサエン酸(DocosaHexaenoic
Acid)の略であり、脳細胞に多く存在しています。
DHAが記憶力を高める理由を簡単に説明すれば、脳の情報伝達を活性化するからであり、
結果的に脳の働きが良くなるのです。
DHAは体内では作れないため、食品から摂取するしかないのです。
DHAを含む食品は魚・・・特に青魚(カツオ,マグロ,ブリ,イワシ,サンマなど)です。
肉では、鶏肉に僅かにDHAが含まれているだけです。
「卵入りの納豆をかけたご飯に、豆腐の味噌汁」が記憶力を高める最高の食事(特に朝食)と
前回書きましたが、これに青魚を一品加えれば「最強の記憶力アップメニュー」です。(^-^)
1日に必要なDHAの量は、500ミリ〜1グラム・・・つまり、ブリの照り焼き一切れ,
イワシなら1〜2匹,マグロの赤身なら5〜6切れといった目安です。
最後に、脳力アップシリーズとは直接関係ありませんが、ついでの話を書きます。
DHAの他の効力として、血液中のコレステロールを体外に排出する働き、
視力を向上する働きもあります。
また、青魚の血合を食べれば、貧血解消にも効果ありです。
Name:幸二

記憶力アップ方法紹介シリーズ(その8) 投稿者:幸二
【記憶の系列位置効果を利用して暗記しよう!】
何か複数の事柄を暗記する時、最初の方と最後の方は覚えやすかったのに
途中(真中付近)の事柄は覚えにくかった・・・という経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
それもそのはず、これは、脳の記憶のメカニズムが持っている特徴に関係しているからです。
脳の記憶のメカニズムには、普通、記憶した直後に再生した場合、最初と最後に
覚えた事の再生率が良いのに対して、真中付近で記憶した事は再生率が悪いという傾向があります。
これを記憶の「系列位置効果」と言い、最初の部分がよく記憶できることを「初頭効果」、
最後の部分がよく記憶できることを「親近性効果」と言います。
このことから言えるのは、学校の勉強や日常生活の上で覚えたい複数の事柄は、
優先順位の高いものは最初と最後に脳に記憶させ、
優先順位の低いものは真中付近で脳に記憶させるとよいでしょう


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