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新・脳力アップシリーズ


脳力アップシリーズ、連載開始です 投稿者:幸二
【新・脳力アップシリーズ(その1)序章】
脳の重さは体重の2.5%と相場が決まっていて、知能とは関係ありません。
それよりも、如何に活用するかが大事なのです。
ですから、脳には良い脳も悪い脳もなく、みんな条件は同じです。
誰の脳も素晴らしい可能性を秘めているにもかかわらず、
その使い方や活かし方に「うまい人」と「下手な人」がいます。
脳をうまく活用するポイントの数々を、この連載シリーズで順次紹介していきますので、
学生のみならず、社会人の自己啓発、年配の方々の老化防止にも役立ちます。
具体的には、次回から紹介していきます。


新・脳力アップシリーズ連載第2回 投稿者:幸二
【新・脳力アップシリーズ(その2)〜どんな勉強や新発見でも脳は発達する〜】
人間の脳は、神経と神経を繋ぐシナプスを介して情報を処理するようになっていますが、
日頃から脳を鍛えておかないと、このシナプスの数は急速に減っていきます。
「脳を鍛える」とは、1日のうち、何か1つでも楽しいことを見つけるようにしたり、
ストレス等のように脳に悪い緊張を感じたら、軽い運動や単純作業で脳への緊張を
そらしてやる、といった程度のものです。
脳にとって、何かが「わかる」ということは最大の喜びであり、快感となります。
なぜなら、脳の中でも「人間の脳」と言われる大脳新皮質は、快感によって発達を続けるからです。
脳は人間のもつ好奇心や学習意欲によって活性化され、「わかった」という瞬間に快感を感じます。
新鮮な刺激がない日々、何となくダラけた生活を送ってきた結果が、脳を早く老化させてしまいます。
ただでさえ、脳の神経細胞は20歳を過ぎた頃から誰でも1日10万個ずつ減っていくのです。
脳は刺激すればするほど発達するので、学校の科目,趣味,遊び,・・・
何でもいいので脳に新発見を与えて「脳力」をアップしましょう!


新・脳力アップシリーズ連載第3回 投稿者:幸二
【新・脳力アップシリーズ(その3)〜年齢に関係なく脳力はアップ可能!〜】
物事を覚えたり学習したりすることで、神経細胞から神経繊維や樹状突起が伸びて、
他の細胞と連結します。連結の数が多いほど、たくさんの情報を処理できるのです。
たとえ神経細胞が減っても、連結が多ければ、頭はいつもシャキッとしています。
この連結に必要なのがシナプスです。シナプスは植物の芽のように、脳が活性化されることで
できてきます。1つの神経細胞は、刺激に応じて1000個から20万個のシナプスをつくる可能性があります。
脳の神経回路網は、学習によって刺激を与える限り、年齢に関係なく増え続けるのです。


新・脳力アップシリーズ連載第4回 投稿者:幸二
【新・脳力アップシリーズ(その4)〜大脳皮質の重要性〜】
大脳皮質には二つの脳(大脳辺緑系と大脳新皮質)があります。
大脳辺緑系は、人間の生命力の強さ、逞しさ、動物的感性の豊さをもたらしますが、
同時にここでは、快や不快、怒りや恐れといった人間の基本的な感性もつくられます。
大脳新皮質は、大脳辺緑系を理性的に制御する役目を果たしながら、知性や理性の心を宿し、
大脳辺緑系と共同で非常に合理的な分業態勢をとっています。
脳力アップのためには、役割の違うこの二つの脳を鍛えなければなりません。
充実した勉強や仕事をやるにしても、内臓が丈夫でないと力も入りません。
この内臓の正常で健康的な働きをコントロールしているのが大脳辺緑系です。
大脳新皮質にこそ、脳力アップのもう一つの鍵となる大脳連合野の働きがあります。
大脳連合野は、ものを考えさせ、計画させ、判断させ、新しいものを作り出させるなど、
鍛えれば鍛えるだけ知識欲は旺盛となり、一生発達し続けるのです。


新・脳力アップシリーズ連載第5回  投稿者:幸二
【新・脳力アップシリーズ(その5)〜記憶の分類法〜】
記憶は、「短期記憶」,「中間期記憶」,「長期記憶」の三つに分けられます。
「短期記憶」は、電話番号や歴史の年号のように、何度も繰り返せば覚えられるが、
復唱することをやめると忘れてしまいがちな、容量の少ない記憶です。
「長期記憶」は、自転車の乗り方や水泳のように、生涯を通じて確実に脳の中に
記憶されるものをいいます。短期記憶に比べて記憶容量も多いです。
「中間期記憶」は「作動記憶」とも言われ、復唱しないとすぐ忘れてしまうものではないが、
生涯続くものでもなく、勉強のように日常で使う知識や考えを可能にしていく記憶です。
また、記憶は、「運動性記憶」と「認知性記憶」に大別できます。
「運動性記憶」は、体を動かすことで技術的に向上したパターンやテクニックの記憶です。
「認知性記憶」は、私達が見たり聞いたりして記憶し得るもので、五感記憶とも言われます。


【新・脳力アップシリーズ(その6)〜記憶しようと努力する姿勢が大切!〜】

大事なことは、覚える内容ではなく、行為そのものです。
記憶できたか否かは、あまり問題ではありません。
記憶しようとトレーニングすること自体に、脳の老化を防ぎ、
脳のネットワークを延ばすという最大の意義があります。


【新・脳力アップシリーズ(その7)〜集中力の限度は90分〜】

人間の脳の集中的使用限度は、一般的には90分だと言われています。
90分ごとに作業(勉強でも読書でも)を変えてみるのも方法です。
90分ごとの休憩では、軽い運動で脳に刺激を与えてやるとベターです。


【新・脳力アップシリーズ(その8)〜適度なストレスは必要〜】

ある程度の緊張や興奮は必要で、かえって脳の強化に役立つこともあります。
その人にとって大きすぎるストレスは、ほとんどの成人病の引き金になります。
一旦ストレスを感じると、さまざまな方面に弊害が現れ始め、当然、勉強の能率も落ちてきます。
人間はストレスを受けると、大脳辺緑系に異常な興奮を起こします。
本来、人間の体には、自然に元の正常な状態に戻ろうとする治癒機能が備わっていますが、
この機能が働くのは、脳からの刺激がおさまった時に限られるのです。
長時間ストレスを抱え、大脳辺緑系が興奮したままであれば、
血圧などの体の異常も長時間にわたって続くのです。

ストレスが全然ないのも困るので、大きなストレスは趣味等で早めに解消し、
適度に小さなストレスで脳に刺激を与えるのがベストです。
その具体的な方法は、人それぞれ違うので、試行錯誤してみて下さい。


【新・脳力アップシリーズ(その9)〜利き手と逆の手を使って脳力アップ〜】

どちらか一方ではなく、左右の脳のバランスこそが大切なのです。
私達の体の左半分は右脳が、右半分は左脳が支配しています。
右脳は、芸術(美術や音楽),映像情報(想像など),ひらめき,といった分野を担当し、
左脳は、理論,言語,計算,といった分野を担当しています。
芸術の才能がある人に左利きが多いのは、このことからも証明できます。

日本人は右利きが圧倒的に多いので、右脳を日頃から刺激すべきです。
右脳を刺激することにより、左右の脳のバランスを保つだけでなく、
想像力や直感力も高まり、勉強や仕事にも役立つはずです。
ストックできる情報のキャパシティーが、左脳よりも右脳のほうが
圧倒的に多いことも、わかっています。

右脳を刺激する手っ取り早い方法は、左手を使うことです。
左手でドアを開ける,左手で鞄を持ち歩く等、どんな些細なことでもいいので、
日常生活で左手をどんどん使っていきましょう。
最終目標は、左手で字を書いたり箸を持ったりすることです。
最初のうちは慣れずに難しいですが、毎日少しずつやれば、徐々に慣れてきます。
現に、私も左手で字を書いたり箸を持ったりできるようになりましたよ。(^-^)
勉強に活かす場合、その日に習ったことを左手でゆっくりノートに書けば、
記憶の定着&脳の刺激になり、一石二鳥です。


【新・脳力アップシリーズ(その10)〜連想力アップで一石三鳥〜】

ニューロンとは、生体の中で情報処理用に特別な分化をとげた細胞であり、
簡単に言うと神経細胞です。 連想力を高めれば、
それだけで多くのニューロン回路を駆使することになり、
当然、ニューロンのネットワークも増えていきます。
複数のニューロンの結合部をシナプスと言いますが、
「ニューロンのネットワークが増える」とは、シナプスの数が増えることを意味し、
シナプスが多い人ほど記憶力が良いことも分かっています。

結局、連想力を高めれば、記憶力アップにつながります。
また、前回の講義でも書きましたが、「連想=イメージ」なので、
映像処理を司る右脳の刺激にもなります。
更に言えば、脳の神経細胞は20歳を過ぎた頃から誰でも1日10万個ずつ減っていきますが、
ニューロンの数は減ってもその結合部(シナプス)を増やせば、年齢に関係なく脳は生き生きします。
つまり、連想を高めることにより、記憶力アップ,右脳刺激(左右の脳のバランス),
加齢による脳の老化の防止、の一石三鳥になるのです。


●幸二(092) 題名:【新・脳力アップシリーズ(その11)〜脳の老化を防ぐには〜】

学習というのは、脳が環境からの刺激によって常に変わるという性質
(可塑性と言います)で成り立っています。
記憶とは、そうした脳の変化をできる限り残そうとするものです。
ということは、学習と記憶が続けられる限り、たとえ神経細胞が減っても、
脳は老いることはありません。
「学習と記憶」と言えば、学生の日頃の勉学が真っ先に連想されますが、
社会人の資格取得等の自己啓発も同様です。
つまり、年齢に関係なく、誰でも「学習と記憶」のチャンス、
イコール「脳の老化を防ぐ」チャンスが毎日あるわけです。


●幸二(446) 題名:【新・脳力アップシリーズ(その12)忘れにくい記憶】

強烈な印象は、たった一度でも、脳に深く刻まれます。
(ちなみに、幼児期の記憶は、脳の可塑性が強い分だけ忘れにくいです。)
本能的な欲求や、強い感情と結びついた記憶は、なかなか忘れません。
運動性記憶のように、体を使って覚えたことは、なかなか忘れにくい記憶として残ります。
同じ運動でも、手を使うことで脳への刺激はもっと高まります。
物忘れを防ぐためには、記憶後、何もしなければいいわけですが、その最も良い方法は、
勉強した後で眠ることです。それは、実験によっても確かめられています。
反復することは勿論ですが、勉強した後で眠るか、他の何かで遊んだりしても物忘れを防げます。



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