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ララベルのミニサイト

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ララベル改造計画

登場人物紹介の欄にもいっぱい書いちゃったんですが、ララベルはちょっと工夫すればもっとヒットした作品なのではないかと思います。以下、それぞれの要素ごとに検証してみましょう。

作品世界
やはり気になったのはその作品世界の設定でしょう。この年代の女の子ってのは夢みたいなことにあこがれるのだから、もっともっとウソこいて作ったほうがよかったんじゃないですかね。
魔法界のシーンをもっと入れるとか。メグなんかだと魔界の話が多いでしょ?町並みなんて完全にヨーロッパでしょうが。
ララベルの場合は完全に下町です。まあ別にそれでもよくて、アッコちゃんの場合だって下町人情ものの展開なんですが、ララベルの場合はさらに「家に帰ったら年寄りしかいない」ってのはリアル過ぎるよね〜!
アッコちゃんのパパなんて、豪華客船の船長なんですよ!それに比べてララベルのジイちゃんは隠居!!そりゃリアルさではララベルのほうが断然上でしょうが、隠居と豪華客船の船長なんだもの!この差は大きいわ〜

友達関係
ララベルの友達3人娘というのは、これは標準の線でありまして別に問題ないでしょう。欲を言うとテコをもっと三枚目にしてもよかったかもね。キャラの個性が強烈なほど作品が作りやすいものですからして。

敵役
問題なのはなんといってもこれ!敵役のビスカスでしょう!!
ビスカスはいけません。何しろオカマのデブオヤジです!こんなんじゃ生理的嫌悪感はあっても、何より美しくありましぇん!!
だいたいですね、ヒットする作品というのは間違いなく、カタキ役が印象的なやつなんであります。ルンルンの人気も敵キャラのトゲニシアが美少女だから成り立ってるところは結構あるし、メグにいたっては半分はノンの人気に支えられています。何しろカタキ役のサイトまで作ってるやつまでいるのです!(←お前だよ、オイ)

それに比べて、ララベルの敵役は役不足すぎ!キモイだけで美しさがありません。この点がララベルが圧倒的ヒットといかなかった、一番大きい理由なんじゃないかと思いますよ。昔からヒットするシリーズには強烈な敵キャラがいるもんでありまして、ナルトラーメンのオヤジと詐欺の葉っぱオヤジが相手じゃね〜!まあ、いわばララベルは「オヤジ狩りの元祖」であるとも言えるんですけど(爆)オヤジコンビが相手じゃ視聴率は上がりませんって!!

クサイ設定を増やす
ヒットするためにはテニス姿のプレーだとか、いかにも女の子に受けそうなロマンティックな衣装と設定の回を増やす。メグの「古城の愛の物語」なんて、考えてみたらあんな城が森の中にあるわけがない。しかもそこに金髪のイケメンの男の子が住んでいる・・・わけないじゃないか!!でもこーゆー、クサーイ設定のほうが間違いなくヒットするのだ。視聴率取ったら勝ちだ。(爆)

人情話の作りにする
日本的情緒もこの作品の特徴なのでそれまでやめろとは言いませんが、日本的な漁村とか民宿なんかを舞台にした場合は、人情話の作りにしてしまったほうがいいのでは?サリーちゃんやメグなんかでは、日本的情緒の話=人情話と、大体そんなパターンになってました。メグなんてヨーロッパが舞台のような作品世界のイメージなんだけど、今改めて見てみると、結構「貧乏ネタ」とかが多いんですよね。でもそれがあのヨーロッパ調の背景の中で繰り広げられると、貧乏も美しくオシャレに見えてしまうのだ。雰囲気というのは恐いなあ。

ことわざがちょっと・・・(汗)
大体魔法なんてものはどうせウソに決まってしまってる世界なんだから、下手にリアルさや教訓を入れないほうがいいんじゃないですかね。
最後に作造が(だいたい作造だよ作造。ネーミングがじいさんだからしょうがないけど、メグの世界じゃダニーとかジョージなんてバタくさい名前があたりまえなのに、こっちは作造)
「悪銭身につかずじゃあ」
なんてまとめちゃうと、いつのまにか雰囲気が「一休さん」とか「まんが日本昔話」なんかみたいになってきてしまうのですね。ちょっとそれはないだろ。実際魔女っ子作品の解説本にも
「最後がことわざでまとめられてしまうと、どうしてもお説教臭くなりキャラが萎縮してしまった感はいなめない」
と載ってました。同感です。


まとめ
以上の点を改善すれば、ララベルもヒットしたはず・・・って、ことはそう簡単には運ばなかったかしらん?まあいろいろと改造計画述べてまいりましたが、魔女っ子シリーズの最終作ということもあり印象度は高いんだし、ぜひ頑張って欲しいものです。最後の魔女っ子ララベル。といいながら、実はうちのサイトの小説じゃララベルは人気キャラなんですけどね(爆)


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