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チャッピーのミニサイト

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第一話紹介
「魔法家族がやってきた」
魔法の国に暮らすチャッピー一家は、王様のパーティに呼ばれていました。チャッピーはこの手の古臭いしきたりが退屈でたまりません。衣装だって昔のままの変な格好。人間の子と同じようにおしゃれがしたいのです。チャッピーのパパはガミガミとうるさく、さらにそのおじいちゃんはパパにガミガミとうるさい、とにかくしきたりにうるさい貴族の家です。チャッピーは息が詰まりそう。

さてパーティに出席するチャッピー一家ですが、魔法をかけてかぼちゃの馬車を引かせる馬にしていたネズミが、12時の鐘とともに元に戻り、パーティ会場にまぎれこんできたので会場は大混乱。その隙にチャッピーはオババのほうきと、おじいちゃんの魔法のバトンを取って人間界に直行してしまいます。ジュンもついてきてしまいました。

心配になってパパもママもドンちゃんもついてきてしまうことになりました。(このあたり、旧作のサリーちゃんより明らかにパパの権威が落ちています)
こうやってチャッピーは魔法で空き地に家をこしらえ(サリーちゃんそっくりの展開!)、ニコニコ町に家族で住むことになったのです。今どき空き地なんてないよね〜、地上げや固定資産税騒ぎなんかあんまり考えないで良かった時代なのね。ちょうど今の東南アジアや韓国みたいな状態だったからなあ、このころは。

さて、ここでの圧巻は「チャッピーがこっちを急に向いて視聴者に直接語りかけるシーン」です。これはすごいです!
「今日からみなさんの仲間入りすることになりました。あっちゃん、みかちゃん、かずやちゃん、たーちゃん、こうへいくん、ともはるくん、それからゆみちゃん、ゆかちゃん、どうぞよろしく、仲良くしましょうね」

これはすごい。涙ぐましいほどのファンサービスです。視聴率挽回がチャッピーの使命だったんでしょうね。何と言うサービス精神でしょうか。いきなりチャッピーに名前呼ばれて仰天した子供も多かったことでしょう。これですっかりファンになった子も結構いたはず。ちょうど人気が凋落したジャイ○ンツがファンサービスにやっきになってるのと同じ状態です。


最終話紹介
「チャッピーどこへ行く」
チャッピーたちは嵐の中、山小屋にいました。丸太を探しに外へ出ていった一平を雷が直撃!と思われたところ、チャッピーは捨て身で魔法を使い、雷の方向を変えて一平を救います。

ところが、その姿を一平に見られてしまったのです!魔法の国の掟で、魔法使いは絶対に正体を知られてはいけないことになっています。魔女狩り裁判の件があるので、魔法使いは正体を知られるのを極端に恐れている、これがチャッピーの世界における魔法界の認識でした。(メグでもこの設定でしたね)。

で、それがどのくらい深刻なことなのかというと、なんとチャッピーは置き手紙をして家を出て行き、海岸で入水自殺しようとまでします!実は私もこのシーンだけをかろうじて覚えてました。(あとはドンちゃん以外きれいに忘れていた)それだけインパクト強かったんでしょうね〜。とにかく、魔法使いであることがばれるってのは大変なことなんですよ。サリーちゃんの場合は何のかんの言っても「魔界の王様の一人娘」ですから、ピンチになっても所詮は「最高権力者が身内」なんですから、そのへんはいくらでも温情判決やら例外的措置が期待できるんですよね。魔界でもやっぱり「親の七光り」は健在なのでした。

ところがこのチャッピー一家は事情が違う。いくら魔界の有力貴族の家柄とはいえ、所詮は魔王に仕える、その他大勢の家臣の立場しかないわけよ。下手なことやったら「家名断絶、閉門申しつける」「ご領地は没収、追って沙汰あり次第藩主は切腹じゃ」ってことになりかねん。ううっ、いつの時代の人っ!?「トリック」のツッコミのまんまの展開になってしまうじゃないの。だからチャッピーは「入水自殺」をして「家名に傷がつく」ことを避けようとするわけだな。やっぱり、まるで時代劇みたいな展開だわ〜!

一家は王様に呼び出されて、どうなることかと思いましたが、王様はおっかなそうな外見に似合わぬいいじいさんで、チャッピーの行動を
「えらいぞ、その優しい気持ちを大切にな。あとはわしにまかせておけ」
と言ってくれます。なーんだ、優しそうなジイさんでよかったでないの〜って視聴者が安心するのはまだ早い!実は!!

「わしにまかせておけ」とはこういうことなのでした。王様が魔法をかけて、町じゅうの人からチャッピー一家の記憶を消してしまったのです。
しず子もみち子も、もう誰もチャッピーのことを覚えていません。魔女狩り裁判を避けるためには仕方がないことなのですが、これは強烈な最終回だ!事実この回を見て
「があああ〜〜〜ん!!」
というように、世界が崩壊しちゃった子どもたちも結構いたそうだ。無理もないよね。昔このエピソードが「昔のアニメによくあったひどい話」の一例として紹介されてるのも見ましたね。

そんな事情で、チャッピー一家は次の町に移ることになりました。
「どこへ行くかって?それは多分、あなたの町よ」
と言ってウインクするチャッピー。
ホントにこの子はサービス精神にあふれたけなげな子です。長島茂雄さんなみのファンサービスじゃないですか。ゲームでも大活躍してくれたし、私もとても世話になったんですよね。
皆さん〜こんなに性格のいい子なんですよね彼女は・・・忘れないでやってくださいな。ってことで、このミニサイトを作った次第。


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